通過予測は、こんな感じでした。
9:40:30.25この時刻に合わせて、シャッターを切ります。時刻は、動画なら問題ないと思いますが、カメラで高解像度で撮ろうとするとバッファーがあるので、きちんと時計を合わせておく必要があります。そういやJJYってまだ運用してるのかな?
ISS通過予測アプリは、十数日先までのNASAの予定の軌道要素を使っているのですが、space flightの運用を止めるという情報が流れてきました。そうすると、アメリカ軍のノミナル値(観測値)を使わざるを得ません。ISSは自然に軌道を変えていますし、軌道を維持したりデブリを避ける目的などでリブースト(プログレスなどのエンジンを吹いて軌道を持ち上げること)を行います。 NASAはこれらを含めて予定の軌道要素を提供してくれていたのですが、これがノミナル値になると精度はかなり悪くなります。さらに、このノミナル値、個人では最新のデータをダウンロードできますが、第3者に提供する場合(ISS通過予測のようにこのデータを使って計算結果を提供する場合)には2次配布からの提供を受ける必要があります。つまり、最新のデータでは計算されていない可能性があるのです。直前にリブーストとかあるとアウトだと思います。提供がなくなったら、計算頻度を高めるなど対策が必要ですね。
ISS通過予測の場合、設定の軌道要素のダウンロードが自動になっていれば、NASAからの提供がなくなっても自動的にノミナル値を使うようになっています。計算しているときに、そのデータが表示されています。
軌道要素の情報源 https://spaceflight.nasa.gov/realdata/elements この場合は、NASAのデータで問題ありません http://celestrack.com/NORAD/elemtns こっちは、celestrackという軌道要素の2次配布先からダウンロードしています。
また、個人で1次配布先であるspace-track.orgから軌道要素をダウンロードして、それを読み込ませることもできます。
というわけで、ISS通過予測アプリでは何もしなくても予測精度の問題はあるにせよ続けて使用することができます。
他のアプリを使っている人は確認してみてください。