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2020.8.30



ISS(国際宇宙ステーション)の太陽面通過
撮影記





ISSの太陽面(日面)通過を撮ってきました!

久しぶりに「ISS通過予測」アプリを動かしたら、近所で結構いい条件のパスがあるではないですか。

ISSまでの距離が528.0kmとかなり近いのです。

ISSまでの距離が近いとISSの形が分かりやすくなるのですよ。

ただし、通過時間が短くなるので、撮影は難しめになります。


予想をtwitterやFacebookに流したら、反応があって、結構撮りに行った人がいました。

私も1人ではつまらないので、Facebookで1人ナンパして、エコエトメンバーで太陽を撮れる人に声をかけての2名、合計4名で楽しんできました。


場所は、川崎市の市民ミュージアムにしました。


#ISS #ISS太陽面通過 #ISS通過予測

#ISS通過予測を日本語化したのは私なので何でも聞いて



で、撮れたのはこれです。ISSの形が分かりますでしょうか?こんな感じで撮れるのですよ。


しかし、いろいろと突っ込みどころが。。。まあ、z6で初めての撮影ですし。。。バッファーがなくなるのがメッチャ速かったんです。4秒くらい。その間にISSが通ってくれないといけません。ちょっとタイミングがズレたんでしょうね。途中で切れちゃいました。。。そして、ピントも甘いし。


ま、次です次。失敗を乗り越えないとね。



この動画一緒に行ったメンバーが作った動画です。いやー、バッチリですね。凄い凄い。

これがまた、4K動画がRAWで撮れるというすごい機材なのですよ。


太陽面通過にせよ月面通過にせよ、初心者は動画の撮影をお勧めします。バッファーを気にしなくていいので、撮影は写真より簡単です。動画から各コマを切り出せれば、最初の写真のようにコンポジットすることもできます。



そして、先の写真と動画で雲が結構映っているのが分かるでしょうか。通過前後の動画がこちらです。当日は、雲の塊が通ったりピーカンになったりとちょっと気をもむ天気でした。 そして、時間が近づいてきたら、とってもピーカン!しかし、準備して、カメラの液晶を見ていたら直前に雲!


そんな瞬間の動画です。カウントダウンも聞こえますかね。


でもでも、4人とも撮ることができましたよ。よかったよかった。



通過予測は、こんな感じでした。

9:40:30.25この時刻に合わせて、シャッターを切ります。時刻は、動画なら問題ないと思いますが、カメラで高解像度で撮ろうとするとバッファーがあるので、きちんと時計を合わせておく必要があります。そういやJJYってまだ運用してるのかな?


ISS通過予測アプリは、十数日先までのNASAの予定の軌道要素を使っているのですが、space flightの運用を止めるという情報が流れてきました。そうすると、アメリカ軍のノミナル値(観測値)を使わざるを得ません。ISSは自然に軌道を変えていますし、軌道を維持したりデブリを避ける目的などでリブースト(プログレスなどのエンジンを吹いて軌道を持ち上げること)を行います。 NASAはこれらを含めて予定の軌道要素を提供してくれていたのですが、これがノミナル値になると精度はかなり悪くなります。さらに、このノミナル値、個人では最新のデータをダウンロードできますが、第3者に提供する場合(ISS通過予測のようにこのデータを使って計算結果を提供する場合)には2次配布からの提供を受ける必要があります。つまり、最新のデータでは計算されていない可能性があるのです。直前にリブーストとかあるとアウトだと思います。提供がなくなったら、計算頻度を高めるなど対策が必要ですね。


ISS通過予測の場合、設定の軌道要素のダウンロードが自動になっていれば、NASAからの提供がなくなっても自動的にノミナル値を使うようになっています。計算しているときに、そのデータが表示されています。


軌道要素の情報源 https://spaceflight.nasa.gov/realdata/elements この場合は、NASAのデータで問題ありません http://celestrack.com/NORAD/elemtns こっちは、celestrackという軌道要素の2次配布先からダウンロードしています。


また、個人で1次配布先であるspace-track.orgから軌道要素をダウンロードして、それを読み込ませることもできます。


というわけで、ISS通過予測アプリでは何もしなくても予測精度の問題はあるにせよ続けて使用することができます。


他のアプリを使っている人は確認してみてください。



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