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2017.12.9



日比谷公園
望遠鏡練習会
都市星景





この日は、日比谷公園で望遠鏡の練習会だ。
その様子を撮影した。

六本木天文クラブの星空案内人資格取得講座生向けにやっているものだ。
星空案内人についてはこちらを「星空案内人®(星のソムリエ®)の資格を取るということ」

その様子を撮ったコンポジット(比較明合成)都市星景写真だ。



この日は、2名。
2人で代わりばんこに練習だ。
天気も良く快晴で、沈みかけのはくちょう座からカシオペア、ぎょしゃ座、おうし座、オリオン座と見えた。
すばる綺麗でした。

望遠鏡の試験は、組み立て、バランス調整、ファインダー合わせ、倍率を変えながらの1等星の導入x2、解体である。
寒いので、冷たい赤道儀を触るのは大変だ。


さて、写真の話。
水回りの話をしましょう。

こんなところでコンポジットすると、前景はぐちゃぐちゃでわけが分からなくなる。
たとえば、この写真では練習してる人が動いているので、地上部分はぐちゃぐちゃだ。
こんなときは、インターバル撮影した写真の中からいいのを選んでマスク合成する。

このときに、水まわりは1枚もってくるだけでは不自然になる。
人が動いていなのは不自然だ。というのは置いておいて。

水は流れているので、滝や渓流のNDフィルターを使った写真ように長時間露出で滑らかであって欲しい。
その方がキレイだし。

では、この写真ではどこかと言えば、噴水である。
1枚では滑らかじゃないしショボい。
写真は、100枚合成したもので、滑らかでキレイでしょ。

私は、合成するとき、50枚や100枚単位で合成している。
飛行機を消したりするときにちょうどよい単位なのだが、この100枚単位で合成した中に、噴水前に人が通っていない、ぐちゃぐちゃになっていない写真があれば、それをマスク合成する。
今回はそれでできたが、人通りが多ければ、それはできないので、通っていない写真を複数枚選んでそれをコンポジットして、マスク合成する。
とちょっと一手間増える。

たとえば、隅田川やお台場や横浜などの湾岸を撮るときには、屋形船などがひっきりなしに通るので、船がいない写真を選んで、コンポジットすることが多い。
ただし、船の場合は、キレイに見えることもあるので、全部が全部船を消せば良いってものでもない。


今回の完成形の写真は、こんな手順で作った。
・合計1,300枚を100枚ずつコンポジットして、13枚の写真を作成。
・作成した写真から飛行機を消す。黒く塗りつぶすのだが、星と重なったりして、100枚では難しいところはもっと細分化している。
・この13枚をコンポジットする。これで、星空部分は完成。
・望遠鏡練習部分は、良さそうな1枚を持ってきてマスク合成。
・噴水部分は、100枚ずつコンポジットした写真の中から、人が通っていないものを持ってきてマスク合成している。

全体のコンポジットから飛行機を消して、望遠鏡部分と噴水部分の2箇所をマスク合成している感じだ。
まあ、一番大変なのは、飛行機を消すのなんですが。
この日もたくさん飛んでました。

こんな感じで、私の写真は完成していきます。



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